「無料トライアルの解約を忘れて、年額プランに自動更新されてしまった」 「アプリのポップアップを誤ってFace IDで認証し、課金されてしまった」
このような場合でも、あきらめる必要はありません。App StoreやAppleのサービスで購入したサブスクやアプリ内課金は、Appleの公式ページから返金をリクエストできます。
結論からお伝えすると、返金の申請は reportaproblem.apple.com(Appleの「問題を報告する」ページ)から、次の4ステップで行います。
- reportaproblem.apple.com にApple Accountでサインインする
- 「項目を選択してください」から 「返金をリクエストする」 を選ぶ
- 返金を希望する理由を選び、「次へ」を選ぶ
- 対象のサブスクやアイテムを選び、「送信」 を選ぶ
本記事では、この手順の詳細に加えて、返金がいつ戻ってくるのか、申請できない時の原因、返金後に忘れてはいけない解約手続きまで、Apple公式の案内に沿って解説します。
1. Appleに返金をリクエストする手順
返金の申請は、App Storeアプリの中ではなく、ブラウザで開く専用ページから行います。iPhoneのSafariでもパソコンでも手順は同じです。
ステップ1:reportaproblem.apple.com にサインインする
ブラウザのアドレス欄に reportaproblem.apple.com と直接入力して開き、課金されたApple Account(旧Apple ID)でサインインします。
メールやSMSに記載されたリンクから開くのは避けてください。Appleを装ったフィッシングサイトに誘導される可能性があります。URLを自分で入力するか、Apple公式サポートページのリンクから開くのが安全です。
ステップ2:「返金をリクエストする」を選ぶ
サインイン後の画面で 「項目を選択してください」 をタップし、「返金をリクエストする」 を選択します。
ステップ3:返金を希望する理由を選ぶ
表示される選択肢の中から、自分の状況に最も近い理由を選び、「次へ」 を選びます。解約を忘れて更新された場合と、誤って購入した場合とでは、当てはまる理由が異なります。事実と異なる理由は選ばず、実際の状況に合ったものを選んでください。
ステップ4:対象のアイテムを選んで送信する
返金を希望するアプリ、サブスクリプション、その他のアイテムを選び、「送信」 を選びます。これで申請は完了です。
同じ画面で、申請した返金の進捗も確認できます。
2. 返金はいつ戻る?審査結果と支払い方法別の日数
審査の結果は24〜48時間以内が目安
Apple公式の案内では、申請後24〜48時間以内に進捗状況が知らされます。途中経過は、reportaproblem.apple.com にサインインして確認できます。
なお、すでに申請を済ませている場合、電話やチャットでAppleに問い合わせても、審査や返金の処理が早まるわけではないと案内されています。結果を待つ間は、reportaproblem.apple.com で状況を確認するのが確実です。
承認後、実際に返金されるまでの日数
返金が承認されると、購入時と同じ支払い方法に返金されます。反映までの時間は、支払い方法によって異なります。
| 支払い方法 | 返金が反映されるまで(Apple公式の目安) |
|---|---|
| Apple Accountの残高(ギフトカードなど) | 残高への反映まで最長48時間 |
| クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Apple Cashなど | 明細への記載まで最長30日間 |
| キャリア決済(携帯電話料金との合算) | 明細への記載まで最長60日間 |
クレジットカードで30日、キャリア決済で60日を過ぎても返金が確認できない場合は、Appleではなくカード会社や通信事業者に問い合わせるよう案内されています。
Apple Accountの残高で支払った場合に、承認後も画面上の残高が変わらないときは、「設定」>「自分の名前」>「メディアと購入」から一度サインアウトし、再度サインインすると表示が更新されることがあります。
▶ キャリア決済で払っているサブスクの確認・解約方法はこちら
3. 返金を申請できない・対象が表示されない時
reportaproblem.apple.com にサインインしても、返金したいアイテムが見つからない、申請が進まないという場合は、次の原因が考えられます。いずれもApple公式の案内に基づくものです。
| 状況 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 購入したばかりのアイテムが出てこない | 請求がまだ保留中で確定していない | Appleからの領収書メールが届いてから、改めて申請する |
| 申請が進まない | 未払いの購入が残っている | 支払い情報を更新し、未払い分を支払ってから申請する |
| 一覧に見当たらない | 別のApple Accountで購入している | 領収書のApple Accountでサインインし直す |
特に、支払い方法のエラーで「保留中」や「未払い」の購入が残っていると、返金の手続きに進めません。先に支払い状況を解消する必要があります。
また、同じサブスクをApp StoreとWebサイトの両方で契約していて二重に請求されている場合は、どちらの窓口に返金を申請するかが変わります。
明細の「APPLE COM BILL」が何の請求か分からず、返金すべきものを特定できていない場合は、先に請求の正体を確認してください。
▶ APPLE COM BILLが何の請求かを特定する方法はこちら
4. 申請前に知っておきたい注意点
Appleは、どのような場合に返金が承認されるかの基準を公表していません。そのうえで、申請前に押さえておきたい点をまとめます。
気づいたらすぐに申請する
返金申請の期限は公表されていませんが、購入からの時間が長くなるほど、承知のうえで利用していたと判断されやすくなると考えられます。誤課金や解約忘れに気づいた時点で、できるだけ早く申請するのが基本です。
返金後はアイテムが使えなくなる
Appleは、返金申請したアイテムは利用できなくなる場合があると案内しています。サブスクの有料機能や、アプリ内で購入したアイテム・ゲーム内通貨などは、返金後に使えなくなることを前提に申請してください。
誤って購入した後は利用を控える
誤課金に気づいた後にそのサブスクの有料機能を使い続けると、購入の意思があったと受け取られる可能性があります。推測ではありますが、申請の結果が出るまでは利用を控えておくのが無難です。
返金申請を繰り返さない
同じApple Accountで返金申請を何度も繰り返すと、承認されにくくなるとよく言われます。Appleは基準を公表していないため断定はできませんが、返金はあくまで誤課金を救済するための手段と考え、次章の解約手続きで再発を防ぐことが大切です。
5. 返金を申請したら、解約も忘れずに
返金の申請とサブスクの解約は別の手続きです。 返金が承認されても、自動更新の設定が残っていれば、次の更新日にまた請求される可能性があります。返金を申請したら、あわせて解約も済ませておきましょう。
- iPhoneの 「設定」 を開き、一番上の 「自分の名前」 をタップします。
- 「サブスクリプション」 をタップします。
- 解約したいサービスを選び、「サブスクリプションをキャンセルする」(無料トライアル中は「無料トライアルをキャンセルする」)をタップします。
- 確認画面で 「確認」 を選びます。
表示が「〇月〇日に終了」に変われば解約は完了です。
注意したいのは、Appleのサブスクは更新日の少なくとも24時間前までに解約しないと、次の期間分が自動で更新される点です。「無料期間は25日まで」の場合、25日に解約しても間に合わないことがあります。今回の返金のきっかけが解約忘れだった場合は、このルールも覚えておいてください。
▶ サブスクの「更新日」と引き落としのタイミングについてはこちら
6. 次の解約忘れを防ぐために
返金の申請は、サインイン、理由の選択、審査待ち、明細の確認と、手間も時間もかかります。また、毎回承認されるとは限りません。一番確実なのは、そもそも解約忘れを起こさないことです。
無料トライアルを始めたときや、新しいサブスクを契約したときに、更新日を固定費管理アプリ 「Costly(コストリー)」 に登録しておくと、更新日までの残り日数が青いバーで表示されます。月額・年額のサブスクの合計額も自動で計算されるため、「このまま年額プランに移行したらいくらかかるか」を契約した時点で把握できます。
まとめ:まず申請、次に解約
Appleのサブスクやアプリ課金の返金は、次の流れで進めます。
- reportaproblem.apple.com にサインインし、「返金をリクエストする」から申請する
- 審査結果は24〜48時間以内が目安。承認後の返金は、残高で最長48時間、カードで最長30日間、キャリア決済で最長60日間
- 購入が表示されない場合は、請求の保留・未払い・別アカウントを確認する
- 返金を申請したら、サブスクの解約も別途行う
誤課金や解約忘れに気づいたら、時間を置かずに申請してください。
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